検査についてcheckup

測定結果の判断

NT-proBNPのレベル別にみた慢性心不全の診断指針によると、NT-proBNPの測定値55pg/mL未満は心疾患の疑いない正常群、55-125pg/mLは高血圧、糖尿行など生活習慣病の疑いがあるリスク群、125-500pg/mLは生活習慣病、あるいは心不全を含む心疾患の疑いがある無症候群、1,500-1,000pg/mLは心不全を含む心臓病の疑いがある無症候群2で心機能のチェックや治療を必要とするレベルとされています。

1000pg/mL以上は有症候群で、さらに3つのレベルに分けられます。(図1参照)

心不全病態把握のBNP/NT-proBNP換算表

Conversion Table(図1)


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NT-ProBNP 保険適応について

2007年6月1日付で「NT-proBNP測定用試薬エクルーシスproBNP」が保険適用されました。
保険適用の内容および算定における留意事項は以下のとおりです。

保険適応の内容

測定項目 ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定
区分 E3(新規保険項目)
主な対象 心不全の診断または病態把握のために実施
主な測定目的 血清または血漿中のNT-proBNPの測定
保険点数 140点
測定方法 電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)
製品名 エクルーシス試薬 NT-proBNP II

算定における留意事項

  • (ア) ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定及びヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定は、心不全の診断又は病態把握のために実施した場合に月1回に限り算定する。
  • (イ) 1週間以内にヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定、ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定と本区分「22」のヒト心房利尿ペプチド(hANP)精密測定を併せて実施した場合は主たるもののみ算定する。
  • (ウ) 本検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に本検査の実施日(ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP)精密測定を併せて実施した場合は、併せて当該検査の実施日を記載する。