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液相中の免疫反応が早い

ECLIAではB/F分離を行うための固相担体に、ストレプトアビジン―ビオチン技術を採用することで、免疫反応にとって理想的な反応環境であるin vivoを模倣し、固相担体の介在しない液相中での免疫反応系を構築しています。すべての項目で固相担体の代わりに分子量の小さいビオチン(MW:約600)に抗体(抗原)を標識し、免疫反応を液相中で完了させた後、ストレプトアビジンを結合した磁性微粒子で標的物質を含む免疫複合体を補足する方法です。

ECLIAは、補足・標識抗体(抗原)共に固相化されていないため、
きわめて短時間に抗原抗体複合体が形成されます。

ディレイドアッセイにより非特異反応の回避が可能

ECLIAにおけるディレイド・バックタイトレーション・アッセイの原理(FT3の例)は、第一ステップとして検体中のFT3のすべてを、Ru標識T3抗体で補足(STEP 1)。第二ステップでは、未反応のRu標識T3抗体が、ビオチン化T3抗原およびストレプトアビジン結合磁性微粒子(MP)と結合することで、複合体を形成(STEP 2)。第三ステップでは、この複合体を電極下磁石で補足しB/F分離を行い、電気化学発光免疫測定法により発光量を計測します(STEP 3)。

  1. STEP 1
    第1試薬投入まず先にRu標識抗体と検体中の抗原(FT3)を反応させる。
  2. STEP 2
    第2試薬・MP試薬投入9分後に過剰量のビオチン化抗原とMPを分注。液相反応下で、まずビオチン化抗原が未反応のRu標識抗体を補足する。
  3. STEP 3
    B/F分離・電気化学発光 MPによりビオチン化抗原を固相化した後、B/F分離によりRu標識抗体―FT3複合体を除去し、電気化学発光免疫測定法にて測定する。

電気化学発光により高感度・ワイドレンジの測定が可能

化学発光に対して電気による発光制御と、連続発光が可能であることがECLIAの特徴。それぞれの発光物質は化学的あるいは電気的に基底状態から励起状態に遷移し、基底状態に戻る際に光子を放ち発光。さらに、電気化学発光では発光物質が発光前後でその構造を変えないため、繰り返し発光します。これに対し化学発光は発光後に別の反応生成物に変化するため、発光物質の消費に伴い発光量が急速に減衰してしまうのです。

連続発光が可能なルテニウムを採用する電気化学発光免疫測定法は、
発光量(発光強度×発光時間)のコントロールが可能。
高感度かつワイドレンジな測定を実現する最新技術です