婦人科子宮頚部細胞診 第3章
19/58

–37–症例15CIN1(軽度異形成)4. LSIL材料:膣・頸部/サーヴィカルブラシ 年齢:50歳代 臨床経過:検診にて精査指摘図3 従来法  ×20図4 従来法  ×40表層から中層細胞の集団である。核周囲明庭を認め、2核細胞も出現している。クロマチンの明らかな増量はないが、個々の細胞のクロマチンパターンが一様でない。LSIL(CIN1)と判定した(図1、2)。従来法は乾燥のため核は赤く、細胞質も不明瞭である(図3、4)。図1 Cellprep®  ×20図2 Cellprep®  ×40図5 Cellprep®+CINtec® PLUS  ×40同一細胞内にp16およびKi-67が陽性、正常細胞周期からの逸脱を示唆している。

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る