一般カラーアトラス 第3章
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–27– 喀痰は、呼吸器用バイアル(図1)に入れよく攪拌することで、粘液が溶解され背景はクリアになる。炎症細胞は集塊状で出現するのが特徴である。 この呼吸器用バイアルは、胆汁、関節液など粘稠な検体にも使用し、細胞回収率を上げることが出来る。肺癌取扱い規約第7版と肺癌WHO分類第4版の腺癌の分類呼吸器のLBC標本3–1 呼吸器症例1良性材料:喀痰 年齢・性別:50歳代・男性 臨床経過:検診図1 Cellprep® Pap x200図2 従来法 Pap x200粘液は溶解され、炎症細胞は集塊として出現するため、スクリーニングは容易である。症例2良性(集検判定区分B)材料:喀痰 年齢・性別:60歳代・男性 臨床経過:検診図1 Cellprep® Pap x200図2 従来法 Pap x200やや核増大を示す細胞を認めるが、クロマチンの増量はない。図1 呼吸器用バイアル
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