一般カラーアトラス 第3章
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–85–症例67腺癌(胃印環細胞癌)3–7 体腔液材料:腹水 年齢・性別:60歳代・女性 臨床経過:胃癌術後図1 Cellprep® Pap x400図2 従来法 Pap x400図4 従来法 PAS x200図5 従来法 Al-b x200図3 Cellprep® CEA x400 核偏在の異型細胞が小集塊、または散在性に出現する。細胞質は空胞状(泡沫状)で、核は円形であるが時に粘液に圧排され異型が著明になることもある。 クロマチンの増量や核小体明瞭などの所見も印環細胞癌と推定できるが、異型をもつ組織球との鑑別が必要となる。 PAS染色、Al-b染色、免疫細胞染色などを施行する。
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