一般カラーアトラス 第3章
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–31–症例6腺癌と組織球3–1 呼吸器材料:喀痰 年齢・性別:60歳代・女性 臨床経過:胸部異常陰影 腺癌は立体的かつ不規則な配列を示し、細胞質境界は不明瞭である。N/C比は高く、大小不同、核異型などを認める。核小体は明瞭でクロマチンは不均一である。 集簇した組織球は不規則に配列しているが、やや平面的である。細胞質境界は不明瞭で大小不同を認める。核は偏在傾向にあり核小体は明瞭である。 〈腺癌細胞と組織球の鑑別点〉①組織球は不規則な配列を示すが重積が少ない。②組織球の細胞質は境界不明瞭だが個々の細胞質は鑑別できる。③組織球のN/Cは低く、クロマチンの増量が少ない。④組織球も大小不同や核の偏在傾向は認める。図1 Cellprep® Pap  x200図3 Cellprep® Pap  x400腺 癌図2 Cellprep® Pap  x200図4 Cellprep® Pap  x400組織球

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