一般カラーアトラス 第5章
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–109–5–1 Cellprep®LBCを用いた術中迅速細胞診 手術中の開胸、開腹時洗浄液は血液成分を含んだ検体が多い。 従来法では、きれいにバッフィーコートが採取できず血液成分ばかりのケース、溶血剤をいれても時間がかかったり変性が加わるケース、溶血させるとほとんど沈渣が無くなってしまうケースもしばしばであった。このような場合にCellprep®法による標本作製が有効になる。①提出された検体が液状であれば、遠心分離の後沈渣をバイアルに移す。血液成分の多い検体では、バイアルへ検体を懸濁する前にp.17の溶血操作を実施する。②バイアルを良く撹拌し30秒程度静置した後、Cellprep®システムを用いて標本作製を行い、95%エタノールへ浸漬する。Cellprep® PLUSでは約30秒、Cellprep® AUTOであれば3分以内に塗抹が完了する。③直接塗抹法と同様に迅速パパニコロウ染色を実施する。④バイアルは保存し、必要に応じて免疫細胞化学染色を施行する。開腹時洗浄液:腺癌(大腸癌)Cellprep®従来法開胸時洗浄液:腺癌(肺腺癌)Cellprep®従来法
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